皆さん、こんにちは。
張り工程の担当の小田です。
今回も前回に続いて仕事で使っている道具たちの話をしたいと思います。
左から順に針潰し、釘抜き、金槌、マイナスドライバー、ヘラとなります。
金槌は、浮いたり折れたりしてしまったタッカー針を叩き込んだり、ネジ穴埋め用の割り箸を深く突き刺すのに使用します。
針潰しは金槌では届かない溝の中のタッカー針を潰すのに使います。
市販の道具を削って、専用工具にしてあります。
釘抜きは釘を抜く以外にもバネを取り外す時に使います。
バネは釘のような長いタッカー針で固定されているので、釘抜きの方が抜きやすいのです。
マイナスドライバーはタッカーをこじるとき、ヘラはウレタンを剥がす時に使います。
ドライバーとヘラは柄の後ろから金槌で叩くことのできる「貫通仕様」がおすすめです。
次はエアダスター、プライヤー、ノギス、革、ボルトとマスキングテープです。
エアダスターは椅子や作業台の掃除用、プライヤーは生地を引っぺがす時に、ノギスはビスの長さや穴の深さを計測する時に、革は椅子に傷がつかないように保護するために用います。
ボルトは折れてしまった樹脂パーツ、主に脚の根っこを引き抜くために使います。
マスキングテープは付箋代わりに椅子にメモをつけたり、傷から守るために使います。
最後は小物です。
接着剤用のヘラはボンドを延ばすため、赤白鉛筆は木部や生地に印や線を付けるとき、ドライバービットは鏡台椅子用に小さな番手からあります。
六角ビットはただのねじ回しです。
爪切りは爪が割れてしまったときのため、その隣のピンセットと5円玉とルーペは手にトゲが刺さった時に使います。結構トゲが刺さることがあるんです。
ちなみにピンセットはドイツ製のちょっと高級品です。
ポンチとドリルビットは折れてしまったボルトに穴を開けて逆ネジエキストラクターという器具で取り出す時に使います。
ちょっとマニアックですが、数ヶ月に1回は使います。
これが私の仕事道具の一軍選手たちです。
これらを駆使して毎日の作業を行なっています。