みなさんこんにちは。イスの着せかえ屋さんSOHOウレタン担当です。
先日桜が咲いたかと思えばもう夏のような暑さを感じる今日この頃ですね。みなさま寒暖差にはお気をつけください。
さて、今回は前回( https://x.gd/NUB7B ) に引き続き、椅子の張替えの挑戦の続きをお送りします。
まず、裁断したシートの縫製品のパーツを縫い合わせていきます。
自分ではしっかり縫っていたつもりでも、後から見直すとほつれていたり全然縫えていない所が沢山ありました。
続いてモタレクッションの裏表を縫い付け、クッションを入れるファスナーを縫っていきます。
初心者ゆえにまともにまっすぐ縫えないのに、モタレはほぼ全体がカーブしていてなにが正解かわからないまま縫い進めていました。
以上で縫製品の縫製が終了しました。
続いて、モタレのクッションのウレタンを作成していきます。
慣れた作業なので安心して作業できました。実家で長年使っていた椅子のウレタンの構造を改めて観察すると発見があり面白いです。
元のウレタンをよく観察し、好きな硬さになるよう構成を考えていきます。今回はやわらかめな構成にしています。
ウレタンを接着し、元のウレタンと同じ形状に加工してウレタン工程は終了です。
しっかりと再現できたのではないかと思いますが、縫製品に入れてどうなるかが重要です。
縫製で非常に苦戦した分、ウレタン工程は自分の加減で作業ができてリラックス出来ました。
次に最終工程、「張り」と「クッション詰め」を行っていきます。
まずシートの座面木枠に作成したシートの縫製品を張っていきます。
張りに使用するのが「タッカー」という道具。
強い空気の力でホチキスの針みたいなものを射出して固定する道具です。
そしてなんやかんやがあり…
シートが完成しました。しわが出ないように全体のバランスをみながら張るのが大変でした。
そもそも担当が縫った縫製品が歪んでいたりほつれていたりが多すぎて張るのに苦労させられました。
続いてモタレのクッション詰めです。
クッションにはボタンがついており、ボタンの作成も行いました。
クッション詰めはウレタンをバランスよく縫製品に入れる必要がありました。この作業がうまくいかず、なかなか不格好なしあがりになってしまった気がしますが、初めてにしては自分が思った以上の出来になったと思うので満足です。
なんとか完成までたどり着けました。初めての作業がなかなかうまくいかず、モチベーションを保つのが大変でした。
縫製や張りなど、他部門の作業を自分自身で行うことで、改めて各工程の大変さや作業をしている職人さんの技術の理解にまた一歩近づけたと思います。
担当も日々反省や研究を繰り返し、お客様によりよい座り心地をお送りできるように精進しておりますので、椅子の張替えをお考えの際は是非SOHOをご検討ください。