押えの重要性

着せかえ事例

みなさんこんにちは縫製担当の杉浦です。

“令和”初のゴールデンウィーク、有意義な日々を過ごせましたでしょうか?

長い連休ということもあり遠出された方も多そうですね)^o^(

さて今回は、私が毎日使用している相棒の“ミシン”についてご紹介したいと思います。

先月、いくつかのミシンを紹介したと思いますがその中でも1番使用頻度の多いのがこちら↓

工業用本縫いミシンです。

私はこのミシンを毎日使って皆様の椅子やクッション、カバーなどを作成しています。

縫製するのに糸、布地、針はもちろんですが、『押え』もものすごく重要なんです。(≧≦)

これ、私の家のミシンなんですが普通『押え』って1つ使いますよね⁈でも工業用ミシンは“中押え”“外押え”2つ使うんです。

人で例えると、家庭用ミシンの押えはジャンプするみたいに進むのですが、工業用ミシンの押えは中と外の押えが交互に足踏みして進みます。

だから布地から押えが離れることなくしっかりつかんでくれて、段差も軽々乗り越えてくれるんですよ‼︎

そして『押え』にはいろいろな種類があるのご存知ですか?

私は常に

これだけの種類の押えを使います。一つ一つそれぞれ用途があります。

特殊なものとして、

これは玉縁を縫うための押さえです。

玉の太さや縫い方で外と中の押えを使い分けます。

こちらはステッチ押えです。

ステッチの向きや幅などで使い分けます。

最後に片押えです。

ファスナーや片方に段差がある時などに使います。

ほかにもいろいろありますが……

より良いもの作りが出来るように、布地の特性や、厚み、椅子の形状などを考慮して、どの押えが1番適切か、を常に考えて日々作業をしています。

そして、さらに凄いのが、こんな押えがあったらいいのに……。ってときには、我らの社長が新しい押えを作ってくれるんです!

今回紹介した中にも社長の手作りの押えが沢山あるんですよ‼︎

自分の技術を磨いていくのはもちろんですが、そのためには道具もとても重要なんですよね。

ちょっと難しいお話でしたが長々とお付き合いいただきありがとうございました。

次回は今回少しご紹介した玉縁についてお話しできたらと思います。

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