合成レザー

着せかえ事例

皆さんこんにちは。

 

11月ももうすぐ終わり…。寒さが急に増し一気に冬の訪れを感じますね。

 

令和元年も残すところあと1ヵ月。やり残した事はないですか?

気持ちよく新年を迎えれるといいですね。

 

 

さて、皆さんは合皮についてどのぐらいご存知ですか?

合皮レザーは、大きく分けて2種類あります。

1つはPVCレザーといい、塩化ビニールレザーです。私たちは普段ハードレザーと呼んでいます。

もう一つはPUレザーといい、ポリウレタンレザーです。こちらはソフトレザーと呼んでいます。

 

以下、わかりやすくハードレザーとソフトレザーでお話ししていきますね。

 

どちらのレザーもメリット、デメリットがあります。

まずハードレザーの最大のメリットは、高級感のある雰囲気が安価に手に入る点です。

 

価格は様々ですが、人工物なのでカラーリングも豊富、様々なカラー、柄を選ぶことができます。

 

また拭き取るだけで汚れが取れるのでお手入れもしやすいですね。

 

デメリットとしては通気性の悪さ。湿度の高い日などはベタつきなどが気になることも、、。

 

ソフトレザーはハードレザーに比べ通気性が良いので、べたつき感が減り肌触りが良く、座った時の満足感は高くなります。

 

本革の温もりに近いのはソフトレザーになりますね。

どちらのレザーも耐久性はあまりないので、高温や紫外線に弱いです。

 

 

また、縫製担当の私としては縫製の視点からも少しお話ししたいと思います。

第一に、ハードレザーとソフトレザーでは伸びが全く違います。

 

ハードレザーが

これだけの伸びに対して

 

ソフトレザーは

こんなにも伸びるのです。

 

こんなに伸びるレザーを、知識なく普通にミシンをかけると

 

こんなになってしまいます。

同じソフトレザーでも伸び率は様々ですが、縫製の技術を問われるのはソフトレザーと言うことになりますね。

 

型取り裁断の際も、伸び率はとても重要です。

例えばハードレザーのソファーをソフトレザーで張り替えるのに、同じ大きさで裁断縫製してしまうとがばがばに仕上がってしまったりします。

 

 

次に同じ大きさのハードレザーとソフトレザーを用意します。

 

これにそれぞれ同じ分量の差動(ギャザーのこと)をかけて縫います。

 

ハードレザーはゴワゴワしてなじまないのに対して、

 

 

 

ソフトレザーは自然な曲線が出ます。

 

 

 

そのことからわかる事は、

 

ハードレザーは硬く、

 

 

 

ソフトレザーが柔らかい。と言うことです。

 

なので、直線的なソファーにはハードレザーが、曲線的なソファーにはソフトレザーがなじみやすく、しっくりくるようにも思いますね。

 

またソファーによっては、本体をハードレザーにし、体に触れる部分(クッションなど)をソフトレザーにしたりとかもできますよ。

そうすることで全部をソフトレザーにするよりも価格を抑えることもできますね。

 

本革は、経年変化を楽しむことができますが、合皮の場合経年劣化になってしまいます。

 

長く使うには日頃のお手入れはもちろんですが、カバーをかけたりシートにクッションをしたりすることで劣化防止にもなります。

SOHOで張り替えた際にカバーやクッションのご提案もできますよ。

 

季節によってカバーを変えたり気分によってかけたりかけなかったり、1つのソファーをイメージチェンジできるのも魅力の1つです。

 

また新品でのご購入の際ももちろんカバーの作成しております。

 

お気軽にSOHOスタッフにお尋ねくださいね。

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