みなさんこんにちは。試作縫製担当杉浦です。
7月の長い梅雨から一転、8月はほとんど雨が降らず、記録的な猛暑が続きましたね。体調は崩してませんか?
9月も厳しい残暑が続く予測です。
コロナ対策、さらに熱中症対策と大変ではありますが、なんとか乗り切りましょう。
さて、今回は『玉縁』についてすこしお話ししましょう。
みなさん『玉縁』と聞いてそれが何かすぐに分かりますか?
同業者の方はもちろん、アパレル業界の方や、ファッション、洋裁に興味のある方などはすぐにわかるでしょう。ですがわからない方も結構たくさん見えるのではないでしょうか?
『玉縁』とは簡単に言えば『縁どり』です。
身近なもので言うとカバンに多く使われます。
写真を見ると「あーこれね。」って思いますよね。
イスやソファーには結構沢山使われてるんです。
そして〈太さ〉もさまざまです。SOHOでは種類と太さで特殊なものを省き、約7種類を使い分けています。
この芯に生地を巻き付けて縫い玉縁を作ります。
基本、仕上がりが元と同じになるように7種類の中から選別します。
同じ生地でも中に入れる芯の太さでこんなに変わります。
逆に同じ芯の太さでも使う生地の厚みが違うとこんなに太さが変わります。
その為、生地の裁断寸法も、芯の太さと選んだ生地の厚みで変わるのでその都度、確認し、ミリ単位で裁断します。
基本的には玉縁を作り生地に挟み込んで縫うことにより、クッションなどの玉縁は仕上がります。他に食堂椅子の背もたれなどは全く縫製仕様が異なる為次回お話ししましょう。
『玉縁』のみ生地を変えてワンポイントとして使うことで、そのものの印象を変えたり、お部屋全体を引き締めることもできます。
こちらのクッションはSOHOショールームにて展示販売しております。
もちろん生地選びから作成も出来ますので興味のある方は是非足を運んでみてくださいね。
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