SOHO縫製課のお仕事~①十字合わせ~

着せかえ事例

こんにちは、SOHO 縫製担当です。

師走も半分を過ぎ、今シーズン一番の寒波の到来で急に冬らしくなりましたね。

SOHOの紅葉もほとんど散ってしまいました。

 

実はSOHOには普段ご紹介している着せかえの仕事とはまた別に

縫製の仕事だけに特化した縫製課が存在するんです。

今回は縫製技術の一つとも言える「十字合わせ」についてのお話をします。

 

立体的なものを作る時、どうしても必要不可欠になってくるのが「つなぎ目」です。

デザインのためだけに使われる場合も多々あります。

そんな時、つなぎ目がきれいに揃っていたらかっこいいと思いませんか?

ほんの一部ですが、SOHOで日常的によく使われるつなぎ目をご紹介します。

 

こちらは四角い布を縫い合わせ、十字を合わせてさらに縫い合わせた後、片ステッチをかけたものです。

最も基本的な形と言えます。

 

こちらはそれぞれ違う形や角度の布を縫い合わせ、片ステッチを掛けた後、

さらにステッチが互い違いになるよう十字を合わせたものです。

縫い合わせ部分が角度の違う斜め同士なので、きれいに合わせるのは少しコツが必要です。

 

こちらはそれぞれ繋いでダブルステッチを掛けた後、

そのミシンの縫い目のラインとさらにつなぎ目が十字になるように縫っています。

遠目から見ても、揃っているときれいに見えます。

 

こちらに至っては、もはや十字ではなく*型ですね笑

五枚のパーツを縫い合わせ、立体かつ可動式にするため、このような形になります。

ちなみに……会長曰く、この製品はウレタン詰めの作業の難易度も高いそうです笑

複雑な製品ほど時間も手間もかかりますね。

 

今回紹介させていただいたのは、つなぎ部分のほんの一部です。

椅子のデザインや形ごとにいろんなパターンのつなぎ目があります。

そのひとつひとつに、実は少しだけ縫製職人の技が隠れていることを知っていただけると、

その椅子の見方も変わってくるかもしれません。

SOHO 縫製課では、そういった細かい部分にも丁寧に対応していける技術を、日々磨いています。

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