職人から見える景色<ダブルミシン編>

着せかえ事例

こんにちは。SOHO 縫製担当です。

寒暖差が激しい日々が続きますが、桜も咲き始めてすっかり春ですね。

先日、ヒメオドリコソウが満開なのを見つけました。

どこにでもある雑草ですが、天ぷらにするとおいしいシソ科の野草のひとつです。

なかなか食べる機会は少ないかと思いますが、春の味覚として是非おためしください^^

 

さて、今回は

「ダブルミシンを使用した時の縫製者の目線」

で、ご紹介します。

ダブルミシンについては、過去の記事でも紹介されていますのでそちらもご覧ください。

ダブルステッチミシンのご紹介 – 着せかえ日記 (kisekaeya.com)

 

まず、SOHOで使用しているダブルミシンは下糸部分が高く持ち上がった

「ポストミシン」と呼ばれるものです。

特徴は「立体型のまま縫製ができる」ということ。

SOHOではほとんどの製品でのダブルステッチはこれを使用しますが、

本来袋型の製品の対応に特化したものになります。

 

それでは、縫っていきましょう。

押さえ金のセンターと縫い合わせたラインを合わせて、ゆっくりスタートします。

 

「左手は添えるだけ…」と言いたいところですが、

・センターラインの位置

・裏側の縫いしろの確認

・布地のたわみ具合   など

指先に神経を集中させ、様々な情報を拾いながら曲がらないよう注意深く縫っていきます。

ちなみに、この時右手は裏側で左手と同じように布を挟み込むように微調整を続けています。

モタレ上部など袋型になったような場所や、縫い合わせの交差点が重なったような場所では、

特に注意深く慎重に縫っていきます。

 

このような交差点では、裏側の縫い代も複雑に折り重なっているので、右手を裏側に添えて探りながら縫い進めていきます。

 

一周して、スタート地点に戻ってきました。

二本の針先が、二つの針穴にきちんと入るよう慎重に…

 

目打ちで上糸を裏側に引き込むと、糸を切った後の仕上がりがきれいです。

二本のステッチラインがずれないよう、注意しながら返し縫をします。

 

返し縫のラインもきれいに重なりましたね。

ステッチラインもまっすぐ縫えました。

 

今回は、ほつれも多く伸縮性がある布地で、つなぎ目が多くある少し複雑な形の製品でご紹介しました。

材質や形によって手の位置や注意する部分はいろいろ変わってきます。

またいずれご紹介できたらと思いますので、お楽しみに!

 

 

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