今回はダイニングチェアの中身を紹介します。

着せかえ事例

みなさん、こんにちは。

ウレタンクッションの作製と下張り担当の金です。

今回は両肘のダイニングチェアの修理をご紹介します。

 

順を追って紹介していきたいので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。

こちらの椅子は、座面が破れてしまってから、お客様がご自分で張替をしていました。

 

張地を剥がしてみると、クッションの役割をするウレタンがかなり傷んでいました。

 

ここからが私の仕事です。

 

座面のウレタンクッションをとってみると、ゴムベルトが伸びきってしまい、クッション性が無くなってしまっていました。

背モタレを支えるテープも切れてしまっています。

 

 

まず、伸びきったベルトを取り除き、あたらしい伸縮性のあるベルトに交換をします。

背モタレを支えるテープも打ち直します。

 

こちらは作業中の写真です。

座面はベルトだけだと伸びてしまうのが早いため、より長く使っていただけるように、ネットを折り返し打ちをして張ります。

 

こうする事で、体重をより面で受けることができ、モチもよくなります。

 

 

あたらしくウレタンを交換しました。

ベースにヘタリにくい硬めのチップウレタンを使い、底付き感を無くします。

その上に、体重をやさしく受け止めてくれるスラブウレタンという柔らかいウレタンクッションを重ねていきます。

背モタレにもあたらしいウレタンクッションをつけ直しました。

 

 

ここに仕上がった縫製品を被せていきます。

張る前に被せることで、問題がないかを確認します。

 

ここからはベテランの張り職人さんへバトンタッチです。

引きムラというシワがでないように、細かく丁寧に打っていきます。

 

そして完成です。

綺麗に仕上がりました^^

 

私たちは、毎日形状や状態の違う椅子を修理しています。

修理によって、元々の状態により近付ける為、職人同士で相談をして仕上げていってます。

これからも、より良い製品になるように努力をしていきます。

 

ここまで御覧頂きまして、有難う御座いました。

 

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