異素材の組み合わせ

着せかえ事例

みなさんこんにちは。縫製担当の杉浦です。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言も全国的に解除され、経済が少しづつ動き始めましたね。

外出も増えていくかと思いますが”新しい生活様式”に早く慣れていけるといいですね。

そして、子供たちの学校が再開したことが私は何より嬉しいです。

 

さて、こちらはイタリアの有名メーカー『カッシーナ』の“オラアームチェアー”

とてもデザイン性の高い洗練された椅子です。

こちらのカバー制作を担当させていただきました。

 

元々フェルトのような布地のカバーリングです。しかも足先までのフルカバー!!これは難易度が高いです。

 

こちらを

 

表面(背もたれ、座、前足)をラボーナというニット素材。

写真の様に伸びが良く、事務椅子や、曲線の多い椅子、デザイン性の高いイスに向いています。

 

裏面(背裏、後ろ足)にはリッチグレインとアバカスという素材。

ラボーナとは対照的で全く伸びず、かなりの厚みがあります。

 

 

全くの異素材での組み合わせ。またまたハードルが上がりましたっっ!

 

元々、多少の伸びのある素材から、全く伸び率の違う素材への変更とあり、元のカバーを参考に試作からしなければなりません。

 

試作の結果、改善点が多数、、、。

 

又、曲線にファスナーをつけなければならなく縫製も非常に難しかったです。

 

 

実際の布地でもう一度試作し、さらに微調整し完成です。

 

 

どうでしょう⁈今回はかなりハードルが高く、苦戦しましたが仕上がりは満足です!

 

 

“異素材の組み合わせ”

オーダーメードであるがゆえに出来ること。

 

組み合わせ次第でとても素敵なイスに生まれ変わります!

非常に勇気ある選択かもしれませんがみなさんもトライしてみてはいかがですか?

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