職人のこだわり(接着編)

着せかえ事例

こんにちは。
新人のヤマシロです。
先日、広島県に旅行に行ってきましたニコニコ
生憎のでしたが、宮島などをまわり、リフレッシュ出来ました(°∀°)b

僕は昔から雨男なので、どこへ行っても歓迎されませんガーン目

今回は、前にお伝えしていた、接着についてご紹介します。

お客様から持ち込まれたり、僕たちが引き取りに行った際、木部と木部の接着部分がグラグラしている・外れていることが多々あります。
そこで施すのが接着修理です。(・∀・)

流れを説明していきますと…

まずは、丁寧に家具の接着部分を外していき、椅子をパーツごとにばらします。
これが意外と大変な作業で、無理に外そうとしても木部が割れる可能性があるため、慎重に作業を進める必要があります。
パーツ毎にばらしたら、接合部についている古い接着剤を、ヤスリやノミを使って除去していきます。

接着1

Oh…バラバラニナッタネ

ホゾ構造になっている為、凸の部分と凹の部分に2液性のエポキシ系の強力接着剤を丁寧に塗布していきます。
ホゾ構造とはひらめき電球…2つの材料を接合するために、一方を突起状に、もう一方をホゾ穴とよばれる差し込み穴を作ってある構造のこと

接着2

素早く、でもしっかりと組み付けていきますビックリマーク

接着3

木部が傷つかないように、材質がゴムのハンマーで慎重に接合部を差し込み、打ち込んでいきます。

接着4

PPロープで、接着面のズレが無いように、しっかりと乾燥するまで固定をします。
接着5

職人の技で、正確に・素早く木部の固定を進めていきます。
木部の形状が変わった形のイスの場合、締め付け金具のついたナイロンベルトで固定をします。

接着6

固定が終わると、脚裏をきれいにして台車に乗せるか、脚に靴下を履かせて風通しのいい場所で完全乾燥させます。
丸一日固定した状態で乾燥させると完成( ̄▽+ ̄*)

接着7

大きな流れはこのような感じですチョキ
当然、パーツ毎に分解するのにも、長年の経験が必要です。
パーツ毎に分ける分、新品の組み付けをするのよりも手間が掛かっております得意げ
接着材も、一般的な木工用ボンドではなく、当然プロ仕様の接着剤を使用してます。

ただ…あくまでも修理の為、製品によっては修理不可能なものがあります
その時は、私共がしっかりと製品を見て判断し、修理可能か不可能化をお伝えしております( ・(ェ)・)ショック!

簡単に紹介しましたが、各所に職人ならではの技が散りばめられています。
イスの張替え・着せ替え以外にもイスの接着や塗装のご相談もお受けしておりますニコニコ

職人の技を上手くお伝えする言葉が出てこず、非常に悔しいですしょぼん
このような感じで、普段、皆さんが中々見れない部分も紹介していくつもりです♪音譜
お楽しみにー(σ・∀・)σ

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