普段見えない椅子の「なかみ」のお話し

着せかえ事例

はじめまして、こんにちは。イスの着せかえ屋さんSOHOウレタン担当です。

 

夏が近づき、過ごしやすい日もあれば少し暑く感じるような日も増えてきたように感じます。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 

今回は椅子の内部、ウレタンについて簡単にご説明させて頂きたいと思います。

普段生地で包まれていて、なかなか目にする機会の少ないウレタンですが、椅子の座り心地を決める大切な役割を担っています。

 

 

 

  • ウレタンの種類

ウレタンは硬さによって種類が大きく3つに分かれています。

 

主にしっかりとした作りでベースとなるのがチップウレタン

チップウレタンより柔らかく、クッション性のあるスラブウレタン

スラブウレタンより更に柔らかいソフトウレタン

 

これらのウレタンを椅子の仕様やお客様の座り心地のご要望に合わせて組み合わせていきます。

 

 

  • ウレタンの組み合わせ方

では具体的にどのように組み合わせていくかをご説明します。

こちらは食堂椅子の座面を取り外したものになります。座板にウレタンが接着してある状態です。

こちらの座板の上に「坊主張り」という仕様で新しいウレタンを作っていきます。

 

 

 

座板の上にベースとなるチップウレタンその上にクッション性のあるスラブウレタンを乗せ層を作りました。

 

 

 

この上から、更に一回り大きなスラブウレタンを、

このようなイメージで包み込んでいきます。

 

 

 

実際に包み込んだものがこちら。

 

 

 

余った所を取り除き、「坊主張り」仕様のウレタンの完成です。

 

 

 

木枠に乗せてみるとこんな感じになります。ここから生地を張っていき、素敵な椅子に変身を遂げてお客様の元に旅立っていきます。

 

 

 

今回は椅子の中身のウレタンのお話をさせていただきました。

椅子にとって座り心地というのはとても大事なことであり、そんな大事なお仕事をしてくれているウレタンのことを少しでも知っていただければ嬉しいです。

 

 

 

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