間違えやすいミリネジとインチネジについて

着せかえ事例

こんにちは  ハガシ担当している仁由です

今回は、ネジのお話です

 

 

椅子の張替えや、修理をする際 分解作業をするのですが、

時々、ネジが緩んでなくなっていたり、折れてしまっていたりする場合もあります

その時は、同じネジを補充する必要があります

 

 

椅子やソファーでよく使われている M8のネジでも、ネジ頭の形状が こんなにあります

 

 

さらに、間違えやすいのが、

M8ネジ(JIS規格)と 5/16Wネジというインチサイズのネジです

M8 は、ネジ径 8ミリのネジで、

5/16は、ネジ径 5/16インチ=約7.938…ミリと、微妙に異なります

 

インチサイズのネジは、海外製品 特にアメリカ製の椅子に使われていることがあります

 

左から M8細目 M8並目 5/16W 5/16UNF

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなM8ネジと、5/16インチのネジですが、

ネジ山の間隔 ネジピッチの違いで、さらに種類が分かれます

W=ウイット(並目)   UNF=ユニファイ(細目)

 

今回取り上げる、間違えやすいネジ

左側がM8並目ネジ 右側が5/16W-18ネジ

ちょっと見ただけでは、区別ができません

Wの後の ”-18”は、ネジ山ピッチ=1インチにつき18山のピッチを示しています

 

 

上側が M8並目ネジ   下側が 5/16W-18

 

ネジ山を合わせてみると違いがわかります

微妙にずれています

 

このように、ネジを補充する際は、同じネジを用意しなければ、

ネジ穴と合わないので、組付けられません

 

M8並目     M8細目

5/16W鉄  5/16Wステンレス

 

さて、組付けの際には、工具のスパナを使って作業を行うこともありますが、

並目と細目で使うサイズが違ったり、

同じネジサイズでも、材質が鉄とステンレスでは、スパナのサイズが違ったりする場合もあります

 

あと、ネジの長さにも注意しながら作業を進めていく必要があります

 

緩みや、全体のガタつきなどにも気を付けながら作業を進めていきます

 

 

今回は、ネジについての話しをさせていただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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