こんにちは ハガシ担当をしている仁由です。
日頃、ハガシの作業を行っているのですが、最近、入荷してきた品物が、
なかなかの手強い相手でしたので、その作業の一部を紹介したいと思います。
今回、作業したのが、こちらの椅子たち。
玉縁の奥にタッカーの針が
しっかりと、びっしりと打ち込まれています。
通常のハガシ作業で使う、マイナスドライバーを加工した工具では、
溝の奥の針を取り除くのは、難しく、周囲の木部を傷つける心配があります。
まずは、”えいやっ”と、玉縁を引っ張ってみます。
針は、残ってしまいます
そこで、つかうのは、このような千枚通しの針
たこ焼きを作るときに使う針より、少し丈夫なものです。
これで、針を浮かせていきます。
浮いた針を、ニッパーでつまんで、抜いていきます。
溝の中の針を抜いていくので、周囲に傷をつけないよう作業を進めます。
料理で使うフライ返しのヘラ(樹脂製)でガードしています
隅っこの 狭いとこでは、こんな道具も使いました。
歯医者さんが使う道具らしいです
溝の中も綺麗に取り除くことができました
ハガシの作業は、ここまで。
次は、傷やガタつき、塗装の修正作業などを行ってから、
新しい生地に着せ替えてもらう工程に進みます。
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